着装について

4月27日日曜朝の稽古。

 

暑いです。もう夏が来たような暑さです。この間まで寒いと言っていたはずで、桜が咲いたなぁと感慨にふけっていたはずですが、もう暑い。汗っかきの私にとって、これからの稽古は大変になります。

 

さて。

今日で3回目の体験という方が来られました。

前回までの復習として、着座、斬撃と大石神影流の素振りを行いました。

それから初発刀。これはムズカシイ技なのです。

というより、居合そのものがムズカシイのです。

飽かず倦まず、たゆまぬ努力が必要なのです。ゆっくりやりましょう。

前回は初発刀をずいぶんやりましたので、今日は一気に陰陽進退まで。

まずは、大森流の全体をとらえることが大切だと思います。

それぞれの技を稽古することで、個々の技も磨かれてくる。

深めていく稽古ができるように、まずは浅く広く技を伝えます。

 

大石神影流は試合口を。こちらはやはり居合より取っつきやすいようですね。

間合いの取り方が難しいようですが、慣れです。

何回もやっているうちに身についてきますので、手の内や鼠蹊部の緩みといった基本事項を疎かにせずに取り組んでほしいと思います。

 

今日は、着装についてお話をしました。

帯の締め方がポイントになります。私もキツク締めていて、師匠に指導をしてもらいました。鞘手を楽に働かせるためには、帯もゆるいくらいがよいのです。といって、着装が乱れてくるようでは、ゆるすぎます。加減をしてください。

あとは袴の長さも大切ですね。鼠蹊部を緩めると袴を引き摺るようでは長すぎます。

少し短いなと思うくらいが丁度いいのではないでしょうか。

 

帯の締め直しをして、再度稽古。

ほら、刀の収まりがよくなって、鞘手が楽になったように見えました。

 

うーん。あっという間に二時間半。ま、ゆっくりやりましょう。

 

                        平成26年4月27日