正速強威

6月15日日曜午後の稽古

 

弓道大会と合気道フェスティバル(って何でしょう?)が重なって、多くの人が武道館を利用しています。

我々は太極拳、空手を稽古している方の傍らで稽古しました。すぐ横では剣道の稽古もしています。狭い中での稽古です。

 

今回も礼法に長い時間を取りました。体が固く、そけい部が弛まなくても、何度も繰り返すことで少しずつ弛んできますので、気長に取り組みましょう。

呼吸に合わせて動作をすることが大切です。

礼法の動きが初発刀の抜きつけに通じていることが分かってもらえたと思います。

坐れて、礼法の動きができることが、居合の稽古に直結しています。

正しく稽古しましょう。

 

「正速強威」という言葉を学生時代に師事していた居合の先生から教えて頂きました。

その時は、稽古をする順番として、「正」しく、「速」く、そして「強」く抜けるように稽古しなさいと教わりました。するといずれ、「威」が身に着くと。

今では、この言葉を違う解釈で理解しています。

ひたすら「正」しく稽古していけば、無理無駄が取れて「速」い動きになっていき、そしてそれは同時に「強」い動きであり、「威」も備わるというように。

「正」というのが、何を持って判断するのかが問題になりますが、これは流儀の教えによって異なるのでしょう。でも「正速強威」は貫汪館の教えにピッタリ符合すると考えています。今の私のレベルではという但し書き付きですが。

 

歩法や斬撃を繰り返しましたが、無理無駄をなくすという流儀の教えを正しく体現できるように工夫しましょう。

 

稽古後、父の日ということで家族で外食に行きました。ビールをたくさん飲んでしまい、帰宅するなり大イビキで眠り込んだそうです。

幸せな父でありました。

 

                          平成26年6月16日