斬撃稽古の工夫(というほどのことか?)

6月21日土曜午後の稽古

 

曇り空です。梅雨というには雨が少ないように思いますが、はっきりしないお天気が続いています。やっぱり梅雨なんでしょうね。雨が降りそうな空模様だったので、歩いて武道館まで行きます。家を出るのが遅れたので急ぎました。これで随分疲れました。

 

今日は、一階の一番広い道場を剣道の大会で使っていました。

ですので、三階の武道場には、居合のグループ、空手の稽古をする人、古流剣術を稽古する人、そして剣道の稽古をする人々。

うるさい中での稽古です。

 

いつも通り帯刀せずに、立って坐って礼をして。これを繰り返します。坐り方が大切です。重心を体の中心を通るように坐ります。

歩法の稽古。肚から動きます。足が後からついてくる感覚です。勢いがついてくると早く進退できました。自分でもびっくり。

ここまでで一時間近くの稽古になってしまいました。

 

一休みして斬撃の稽古。新しい稽古法として、向かい合って進退してもらいました。剣先を交え、その状態を維持したまま前進して、振りかぶり、斬撃をする。私は後退していって目標物の役目を。視線は相手の目から外さないように、まっすぐ振り上げまっすぐ振り下ろす。これで、すっかり斬撃が変わりました。まっすぐ振り上げ、振り下ろせることができました。よかった。嬉しい。私が。

 

思うに、まっすぐ振り下ろそうとするあまり、振り下ろしの最中に軌道修正をしていたのではないでしょうか。それは不要な力を使っていたということです。

目付を外さず、相手を斬るということに集中することで、余計な思いや力が抜けてまっすぐ振り下ろすことができたのだと思います。

おまけに私が目の前にいて、剣先を合わせているので、無理にでもそけい部を弛めざるを得ず、よい体勢を維持できたのです。

しんどかったとは思いますけど。

相手を立てることで、意識が集中したということは、つまりは心の問題なわけです。師匠がよく言われることですが、心を変えていくのが大切です。ムズカシイのですけど。

ともあれ、何度も繰り返しましたが、どんどん良くなっていきました。

もう少しこの稽古を続けましょうね。

 

稽古終了後、居残りで一人稽古を。

英信流表、太刀打、詰合を稽古しました。太刀打、詰合も居合刀で稽古しました。

英信流表で使えているレベルでは、居合刀を使えません。無理に居合刀を振ろうとする心が強く出てしまいます。まだまだ修行が足りません。

 

3時間超を稽古したので、へとへとです。ズルして電車で帰りましょう。電車を待っている間に坐って読書も出来ますし。と思っていたら、すぐに電車が到着してしまいました。で、すぐに帰宅できてしまった。今日は妻が外出しているため、私が夕食を作ることになっていました。鶏肉とカブの煮物と豆腐の味噌汁を上手に作ることができました。ビールを飲みながら。いい気持ち。キッチンドランカーにならないように気をつけねば。妻が帰宅して、妻の実家から送ってもらった茄子を天ぷらにしてもらって豪華な夕食。ビールが旨い!もう限界です。お休みなさい。

 

                       平成26年6月21日