鏡を利用した稽古で。

7月5日土曜朝の稽古

 

土曜の稽古を朝に変えました。午後の稽古にすると、大勢の人がいてうるさいのと、稽古後についビールに手が伸びるので。

 

それにしても暑いですね。稽古後に妻と待ち合わせをしていたため、歩いて武道館へ向かいましたが、歩いているだけで汗が浮き出ます。30分ほど歩くので、これだけでよい運動です。歩くときも、肚を意識してそけい部を弛めます。気持ち歩幅が広がっていくような。気のせいかな。

 

稽古ではいきなり初発刀を抜いてもらいました。

私は出雲大社奉納の際に演武する業を。

そのあと、通常のとおり基本稽古を。素振りと斬撃を中心に。

肚を意識、手の内も見直します。手は薬指と小指を軽く掛けるようにして、赤ちゃんの手です。斬りつけようとしないで、ただ落とすように振り下ろす。

なかなかムズカシイのですが、ムズカシクしているのは自分の心なのです。

 

基本を繰り返したあと、初発刀に戻ってゆっくり稽古します。

随分よくなったように思います。しっかり初発刀を稽古しましょう。

自分の動きを確認してもらうため、鏡を利用しました。

私の動きも見えるように、私も鏡に向かいます。

本当に久しぶりに鏡の前で稽古をしました。何か新鮮。

 

まだ肚を開いていないなぁと体で感じていることを、鏡に映った自分で確認できます。振り下ろすときも、すこし前かがみになったなぁと思えば、鏡の中でも前かがみ。当たり前の話ですねぇ。でも、初心のうちは、鏡の中の自分と体感が異なっていました。というよりも、体感の感度が鈍く、鏡を見て体感感度を上げていくという稽古になっていたような気がします。

そういう意味では、鏡を見なくても自分の動きが分かるようになったというのは、それなりに成長しているのではないかと思います。

ま、ダメなものを鏡の中で確認しても仕方がないですが。

 

2時間で稽古を終えて、残り時間を自分の稽古に充てました。

大石神影流の陽之表、裏、三学円之太刀。

大森流、英信流表。ここで時間切れ。太刀打、詰合の稽古は明日までお預けです。

それでもやっぱり最後は、横雲と稲妻を。

 

見学や体験したいという問い合わせが来るようになりました。

この日誌のお蔭かな?

達人の稽古日誌ではないので玄人受けはしないと思いますが、気楽に覗いてもらえればと思います。

横浜支部の稽古日記は確かに長いのですが、勉強になります。更新が遅いのは密度が濃いので仕方がありませんね。いつ更新するかなぁと待っているのも楽し、です。

そして名古屋西支部でも稽古日誌(ブログになってましたけど)が始まりました。

それぞれ支部の特徴が出ていて面白い。

だんだん貫汪館の武術が盛んになってくるのは嬉しいことです。

 

今日は夜までビールを飲まずに過ごすことができました。

よかった。

 

                          平成26年7月5日