素振り

9月14日日曜夜の稽古

 

筋肉痛です。太ももの前側上部付近です。昨日の横浜講習会の稽古が原因ですね。非常に集中して稽古でき、帰りの新幹線の中でもあれこれメモを取ったり、イメージを思い出したりして(ビールも飲まず!!)疲れを感じませんでした。帰宅は0時近かったですが、風呂に入ってゆっくり寝ました。

で、朝起きて筋肉痛です。

 

最近は筋肉痛になるにしても、二日後くらいに出てくるのですが、今回は翌日です。よほど使っていたのです。つまり、鼠蹊部を弛めるために、今でも筋肉を多用している証拠であるわけで、あまり嬉しい事態ではありませんね。

筋力を使わずに弛めるようにならなければ。

 

そのための稽古が素振りです。今日の稽古で初めに取り組んでもらいました。

まず真剣に構える。ゆるゆる息を吸いながら、太刀を上段へとる。その際に息が肚の底まで行きわたるように。それで肚も弛む。今度は吐きながら刀を下す。ゆっくりゆっくりです。素振りの稽古というよりも、呼吸の稽古です。

この稽古を十分積んだあとでは、大石神影流の手数や英信流の形の稽古が違ってきます。昨日の稽古の実感です。

素振りが深まれば、手数や形も深まっていく。

 

大切な稽古ですが、どこでもできる稽古でもあります。基本の基本です。おろそかにせず、日々取り組むようにしてください。

 

今日は病気療養中だった音君が復帰しました。久しぶりの稽古でしたが、よく手順は覚えていました。しかし、手足がバタバタしていましたね。これにもやはり素振りの稽古が効果を発揮します。心と体を整えるのです。つい突っ立ってしまうので、鼠蹊部を弛めた立ち姿で素振りをするようにしてください。かならず効果が出てきます。あせらず呼吸と肚に意識を置いてゆっくり稽古してください。

 

さて、来週は昇段審査です。やばいです。音君が久々に来たのが嬉しくて、つい二人の稽古を長くやってしまいました。本当は一人稽古をもう少しするつもりだったのに。明日は世の中はお休みですが、私はお仕事です。うーん。もう稽古できない。

イメージトレーニングと毎夜の抜刀術の稽古に、素振りを取り入れて昇段審査に備えます。

 

というわけで、来週の土曜日曜は稽古なしです。

ご自宅で素振りをしておいてください。

 

                      平成26年9月14日