心掛けていること

今日の稽古は以下のとおり。

 剣術 大石神影流 試合口、陽之表の太陽剣まで

 居合 大森流と英信流表

 

大石神影流はカンニングペーパーを見ながら、思い出しつつの稽古です。

でもまあ、動き始めると体が勝手に反応しますね。はやく陽之裏の最後までたどり着かねば、師匠の前に立てません。あと三週は必要でしょうか。一人稽古にも励むようにしたいのですが、なかなか時間を確保できません。

 

居合は全員が所作を知っているので、各自で稽古しつつ、気になる点を指摘するようになります。その中でもいいましたが、私が稽古で心掛けているのは、以下の三点です。

1)力を抜いて、丁寧に優しく動く

2)刀の重さを感じて、体の動きと刀の動きが一体になれるようにする

3)ゆったり呼吸をする

 

この三点は結局同じことを言いかえているだけのようにも思っています。

また、これは居合に限ったことではなく、剣術も一緒です。

おそらく剣や居合を含めた武器術のポイントは如何にして武器と体を一体とするかだと思います。

体の働きを刀に乗せるためには、体と刀の接合部である手が非常に重要です。手の内が固いと体の働きが、そこでストップしてしまって、刀に伝わりません。逆に刀の重みを活かした技などでは、手や腕に力が入っていると肚や脚にまで刀の働きが伝わらず、一体感のある動きを実現できません。

力を抜くのは、刀と体を一つにするためなのだと理解しています。

ゆっくり動くのは、その体の力みを感じることが目的の一つです。

 

私も師匠からポンポンと体に触れられて、どこに力が入っているのか教えて頂きました。

最近は自分でも少し分かってきて、大きな部位の力みは感じれるのですが、指先の力を抜くところまでは出来ていません。そこが緩んでくると、大きな部位の力みもますます取れてくるとは思っているのですが、なかなかにムズカシイ。

 

こういうところを気にしていると、日々の生活の中で稽古できますね。

たとえば、パソコンのキーボードを「叩く」と言いますが、これも叩くのではなく、やさしく「押す」もしくは「触れる」程度にする。最小限の力を探す稽古になりますね。

マインドを変えないといけないわけですから、瞬間瞬間が稽古になります。

なかなか奥が深いですね。

呼吸との関係も述べたかったのですが、長文で疲れたので、またの機会に。