愛知講習会参加

貫汪館の愛知講習会に参加しました。

北大阪支部からは私を含め二名が参加しました。私は遅れてしまって最初の大森流の講習には参加できませんでしたけれど。

 

太刀打や試合口、陽之表、陽之裏、三学円之太刀は、かつて学んだこともある形です。

陽之裏はそれこそ懸命に稽古した形でしたが、フランスでの一人稽古ではあまり熱心に取り組むことが出来ず、うろ覚え。三学円之太刀に至っては、まったく初めてのように思えました。それでも体は覚えていましたから、大したものです。

師匠からは、手の内、背中の緊張を解くことの二点を特に指導いただきました。これも久しぶりのご指導でしたが、以前から注意されていたとおり。まったく進歩していないということで、非常に恥ずかしいことです。それでもほぼ丸二日の稽古で、一段上達したように思います。手の内はこれ以上柔らかく持てないくらいに力を抜けたように思えますし、背中の感覚もこれまでとは違ったように思います。以前も指導いただき取り組んでいましたが、その時以上に楽な姿勢を維持できて、新しい感覚を驚きつつ楽しむことが出来ました。

 

ところが、渋川一流柔術になると、もういけません。ものすごくシンプルな技で、非常に興味深く、かつ、やってみると楽しいのです。でも、模範で拝見する師匠の動きを見ても、まったく頭に映像が残りません。なので、さあやってと言われても、体が動きません。

私は剣道から始めて居合を稽古してきた者です。両手を別々に動かすことに慣れていません。柔術は相手の手を右手でとったり、左の逆手でとったり、その手を回したりと、剣術遣いから見ると、非常にややこしい動きをします。

後半からは諦めて、ひたすら技を掛けられる方に徹し、大阪に帰ってからしっかり復習をする方針に切り替えました。

でも、居合や剣術以上に、力を抜くことが大事であることが分かりました。これは非常に楽しい稽古です。家に帰ってから早速息子を捕まえて、稽古の真似事をしました。

息子も楽しいようで、居合や剣術には興味を示さないのに、父の苦手な柔術なら稽古してみたいと言い出す始末。

次回、稽古に駆り出そうと考えています。

ということで、北大阪支部でも細々とではありますが、柔術も稽古を開始します。

 

新たな門人?をゲットでき、今回の講習会は大成功です。