2013年10月20日(日)
今日は夜の稽古です。本当は曜日と時間帯を固定したいのですが、武道館の日程がありますので、なかなか思うようにいきません。
日曜の夜は比較的すいています。特に今日のように雨の夜は。
集中して稽古ができる時間帯ですが、次の日の仕事を考えると遠くから来られる人の場合は、ちょっとつらい時間帯かもしれません。
今日は、出雲大社で演武する形をいきなり行いました。準備運動や事前練習をしない貫汪館スタイルです。結局は、いつもどおりの出来です。普段稽古している業以上のものが出来るはずもありません。抜き付けや、斬り下ろしで、まだ十分臍下丹田を使えていないと思いますし、鼠蹊部の緩みも不十分でしょう。ただ、数回前の稽古から、手の内が柔らかくなった気がしていて、その結果、力の抜け具合が一段深まったようです。もっと手の内の感覚を大切に、斬撃や切り付けを行いたいと思うのですが、夢中になると駄目ですね。集中して、でも夢中にはならないで、というのがなかなか難しい。
そのあとは、いつもどおり、大森流、英信流表、太刀打、試合口、陽之表、陽之裏の稽古を行いました。湿度が高くて、床の滑り具合も普段と異なります。それでも普段どおりの動きが出来ました。これは少し嬉しいことです。
最後に臍下丹田に意識を集中して、英信流表を丁寧に抜いて、おしまいにしました。
2013年10月13日(日)
朝から稽古です。さわやかな朝でした。武道館へはいつも自転車で行きます。
気持ちよく通える季節になりました。
今日は昨日の復習です。はたして昨日と同じ感覚で抜けるか?
着座の練習をして、静坐をして、身心を整えます。
まずは大森流で、力を抜いて、ゆっくりゆっくり動きます。力の抜け具合は昨日と同じくらいのように思いますが、どうも違います。気持ちよくない。
おかしいと思い始めるともう駄目ですね。なんだかチグハグな感じを引き摺ってしまいます。大森流を終えたところで、一息いれました。
おそらく昨日と同じ感覚を求める意識が強すぎるのでしょう。
昨日は昨日、今日は今日。心のスイッチを入れ替えるため水を飲んだり、歩いたりしました。すこし気分がほぐれました。
英信流表を静かに抜きます。鼠蹊部を緩めて、刀を握らず触れるようにそっと手をかけ、静かに静かに動きます。
昨日とは少し違ったようですが、体がほぐれてきたようになりました。
そのまま太刀打を終え、次は大石神影流です。
すこし左足首が痛い。おそらく足先の向きとひざの向きがあっておらず、無理な動きをしてしまっているのでしょう。無理は禁物です。今日は一回だけの通し稽古で大石神影流はおしまいにしました。
あとはひたすら英信流表の稽古です。何度も抜いているうちに、だんだん体が緩んできたようです。骨で動くイメージまではいきませんでしたが、楽に気持ちよく動けるようになりました。
今日はここまで。よい感覚を得たところでおしまいにしました。
2013年10月12日(土)
師匠の道標に、体を開くように工夫せよとありました。
いつも不思議に思うのですが、なぜ私の今の状態にぴったりの内容が記載されるのでしょうか。
抜き付けを右拳の位置で工夫していましたが、枝葉のことに意識が行ってしまってはいけないと言われているようです。
今までにもこんなことはよくあって、どこからか見られているのかと思ったりします。
師匠をもつことの有難さを感じます。
ということで、今日の稽古は体を開くをテーマに取り組みました。
その前に、着座の練習をします。
ゆっくり立ち上がったり、ぼんやりバランスをとって座ったりしているといい気分になります。
坐禅では、体軸がまっすぐ通るように前後左右に上体をすこ~し揺らしながら無理なく上体を起こせる位置を探ります。
楽に坐れると本当に気持ちがいいのですが、坐っている最中も常にバランスを感じるようにするのです。
居合の前にやるのは正座ですから、坐禅とは坐相が違いますが、体で感じているのは同じことです。
身心が整ってきたところで、「体を開く」をテーマに、ゆっくり稽古をしました。
大森流、英信流表、太刀打、試合口、陽之表、陽之裏を繰り返し稽古します。
3巡目あたりから、力を抜こうと意識したように思います。
そうすると、イメージとして骨で動いているような感覚になりました。
とても気持ちよく抜けました。肩甲骨が動いているのがよく分かりました。
でも師匠のいう体を開くというのは、肚を中心にしたことだと思います。
今の動きは肚中心なのか?よく分かりません。
確かな手応えとして今も残っているのは、力を抜くレベルが一段深まったことです。
明日も稽古ができるので、今日と同じ感覚が生まれるのか楽しみです。
気持ちよく抜けたので、いつもの初発刀と横雲を5回もやってしまって、ようやく今日の稽古は終了です。
2013年10月6日(日)
今日は夜の部で稽古をしました。
他流の方々も2グループいました。太極剣?の稽古もされていました。
それぞれ鏡に向かって稽古をされていますので、傍から見ると異様でしょうね。
私は鏡を使いません。鏡を見ると、想定が出来なくなってしまうのです。
目付もおかしくなってしまいます。
皆さんは壁際に立てた鏡に向かうので、広い武道場の端を使われます。
私は失礼して、真ん中で稽古を致しました。
まず、今日は着座と着座から立ち上がる動作を繰り返し行いました。
まだ、どうも袴捌きがしっくりきませんし、何より着座に無駄な動作が多いのです。
師匠はもちろん、先輩方もすっと簡単そうに着座されるのですが、私にはそれができません。
足首が固いのかと疑っていますが、それだけではなさそうです。
両ひざを同時に床に着けるためには、バランスの取り方が大事のように思います。
家でも立ったり座ったりして確認をしますが、まだうまくいきません。
じっくり取り組むことにします。
稽古はいつもどおり。大森流、英信流表、太刀打、試合口、陽之表、陽之裏を丁寧に稽古します。
切り付けは少しずつ良くなってきているように思います。丹田を意識して抜いてみました。これが良かったのか、斬りおろしも自然な位置で刀が止まりました。
柄頭がヘソにつながっているイメージが持てました。いつもとの違いは、ヒジが柔らかく曲がっていることです。普段からゆっくり切り下すのですが、それでも剣先が震えたりすることがあります。今日は静かに刀が止まります。止めているのではなく、止まっているという感覚です。その勢いで血振りも丹田とつながっているような感覚を維持できていましたが、納刀になって切れてしまいました。何度やっても同じです。
この感覚がいいのかどうか分かりませんが、納刀まで切れないようにしなければと思いました。直感ですが、稽古の中では大切にしています。
初発刀と横雲で身心の整理をしておしまいです。