日曜夜の稽古です。
土曜が仕事で、夜の飲み会で午前様だったので、今日はゆっくり寝ていたいと思ったのですが、妻が研修で終日不在のため、掃除、洗濯、子どもたちの食事の準備などなど、日中は奮闘しました。せめて夜は、自分のことに取り組もうと居合の稽古に行きました。
でも、さすがに疲れが溜まっています。2月は土曜休みが一回だけでした。土曜出勤が当たり前だった一世代前のモーレツ会社員には頭が下がります。
あまり体調がよろしくないので、今日は居合の稽古に集中することにしました。
以前からの課題である抜き付けを丁寧に行うようにします。
でも。
うまくいきません。刀が働くのを待てないのです。心が焦っています。これは疲れから来ているのでしょう。ほとんど休まずに働いて、自分で言うのも何ですが、心労が溜まっている気がします。もともと寝不足のところへ、多忙が重なって、心を労することが多かったので、体調不良になってしまった気がします。
こういう時の稽古はどうすればいいのでしょう。
止まるのです。
じっとして何もしないようにします。
まずは正坐で静坐をして一息。黙想というと格好がいいのですが、私の場合は目を閉じてぼんやりします。日々の坐禅(半跏趺坐で静坐)でも、坐禅というと厳めしいのですが、やっぱりぼんやりする時間を確保しているだけなんです。
ああ、そういえば、ここのところ忙しくて、静坐をしていなかったなぁと思い出しました。体を整えて、呼吸を整えます。
ふと気付くと20分が過ぎていました。でも、さっぱり。
横雲と稲妻を稽古します。さっきよりも大分よい感じです。まだ肚を開くという感覚を体得していませんが、半身を崩さずに手を振ることもなく、抜き付けができた…ような気がします。
気分がさっぱりしたので、大森流と英信流表を稽古して、今日はおしまいです。
風呂に入って早く寝ます。
平成二十六年二月二十三日