4月26日土曜朝の稽古。
暖かくなってきました。
自転車に乗って坂道を下ると気持ちよい季節です。
土曜の朝はいつも3階の武道場で稽古をするのですが、今日は1階の武道場で稽古をしました。1階は剣道をする人たちが使っています。開始時間が私よりも一時間以上遅いので、剣道の稽古が始まる前に大石神影流の稽古を終えようと、陽之表、陽之裏、三学円之太刀を何度か繰り返します。一気に汗が噴き出てきます。
小太刀や二刀も稽古したいのですが、これらはやはり相手がいたほうがよいようです。自宅での稽古のみにしておきます。
剣道の稽古が始まる前に、居合の稽古に移ることができました。
私にとって、大森流のほうが難しくなってきたので、まずは英信流表から。抜き付けの時に右手で絞り込まないように。肚から動き、かつ体全体のバランスを考えるようにして。手の内と体軸が私の課題です。
横では剣道の稽古です。掛け声や踏込み足の音が大きい。でも、居合の稽古には支障ありません。坦々と稽古することができました。これも一つの収穫。
稽古を終えて、後片付けをしながら剣道の稽古をしばらく見ていました。以前は懸命に稽古していたのに、何だか変な気分です。剣道の稽古が面白いのは、自由な打ち合いができることです。でも、剣道の動きなんです。当たり前ですけど。
刀で切りあうのと、竹刀で打つのとはやはり違いますが、少なくとも江戸時代や明治時代初期までは、刀を想定した動きをしていたのではないかと思います。
何が違うのかというと、打ったあとに、横を駆け抜けることでしょうか。
刀を持ってあのような動きは出来ないでしょう。もちろん切り付けのような動きはあったと思いますが、それでも駆け抜けていくようなことはしなかったのではないでしょうか。飛び込み面のような動きはできないはずです。
初代大石進の稽古がどのようなものであったのか、知りたいですね。
応じ技や間合いを利用した技が多彩であったのではないかと想像しています。
大石進を有名にした突き技も、今のように喉元をつくのはなく、面を突いたそうです。半身で稽古したでしょうし、足も撞木足でしょうし、「付け」からの打ちや突きも普通に行われていたと思います。
もっと手数稽古を積んで、大石神影流の竹刀稽古を復活させてみたいと思います。
それで、剣道の人と異種?稽古ができるようになれば、楽しいでしょう。
なぎなたとの稽古も楽しいはずです。
うーん。いつになることやら。
平成26年4月26日