7月27日日曜夜の稽古
大石神影流の稽古から始めました。やることが多いもので。
構え、素振りを繰り返し、試合口。呼吸に合わせて張ることを学ぶ必要があります。
小太刀。構えがムズカシイですね。小太刀は入り身が命です。体を十分に弛めて相手の攻撃を引き出し、その攻撃を隙と捉えて入り身を掛けます。構えと入り身はセットです。
棒。棒の特色を生かした打ちが面白いですが、やはりムズカシイ。
長刀。右半身左半身をスムーズに切り替えることが大切だと思います。長刀に導かれるように動くので、長刀と自分の心身の一体感を感じやすいと思います。この一体感が楽しいのではないかと思います。
ここまでで、一時間超。
渋川一流の半棒も稽古したかったのに。
大森流の稽古に移ります。特別講習会で教えて頂いた礼法と歩法のポイントをみんなで確認。初発刀、左刀、右刀、當刀の稽古。言葉で伝えることのムズカシさ。言葉で理解したことを体現することの困難。体現された動きと自分の頭の中の動きとのギャップ。体を動かすというのは、簡単なように見えて、まったくムズカシイものです。身に着いた癖、思考の癖、感覚の偏向、そういったものから自由にならなければいけないと思うのですが、癖は気づかないから癖なのであって、なかなか自由にはなれません。
そういった状況の中で、先達のアドバイスがとても貴重になります。
先の講習会では、師匠から「上から見るように」と兄弟子から「お尻をやわらかく」という、得心のいくアドバイスをいただけました。「上から見るように」というのは、つい視線が下方に向きがちな私の癖を矯正するためにものですし、「お尻をやわらかく」というのは、背中の緊張を解くと同時に体重を地面に落とすような…気分にさせてくれる表現です。まだ背中がモゾモゾして気持ちが悪いだけですが、何となくイメージがつかめるよい言葉だと思っています。
私が北大阪の皆さんに「うまい」アドバイスが出来ているかどうかは、皆さんの習得状況で分かります。まだ、腑に落ちるような適切かつ忘れがたいアドバイスを送れていないようですので、もっとよく観察をしなければなりません。
稽古終了後、居残りで英信流表、太刀打、詰合の稽古をしました。
静かな心で稽古することができました。
平成26年7月27日