8月30日土曜朝の稽古
仕事が多忙で、毎日寝不足気味のところへ、この二日ほど涼しい朝晩でした。寝坊をしました。おまけに快晴です。気温も高くない。気持ちよくて、ゆっくり散歩気分で道場に向かいました。・・・遅れました。
今日は先日見学してくれた方が体験に来られました。
礼をして、立って坐って、歩く。しばらくその繰り返しをしてもらいました。ゆっくりゆっくりです。それから素振りや斬撃を経て、居合の一番最初の形の初発刀と剣術の最初の形の試合口をさらっと体験。
これだけで二時間が過ぎてしまいました。
普段の稽古は、こんなに一気に進みません。初発刀にたどり着くまで少なくとも一か月以上かかります。初発刀から次の業に進むのも二か月くらいかかっています。動作もゆっくりなら、稽古の進み具合もゆっくりです。
礼法、立つ、坐る、歩く。斬撃をする。いずれも簡単に見える動作ですが、これをしっかり稽古しないと体の遣い方に意識を向けることができません。ゆっくり時間をかけて心と体のネットワークを深めていると理解してください。
で、体験はここまで。
あと一時間あるので、一気に英信流表、太刀打、詰合、陽之表、陽之裏、三学円之太刀の一人稽古。もうすぐ昇段試験です。今回はなぜか居合の受審者が少ない。私一人で行う形も少なくありません。ひえ~。どして~?などと、おろおろしているのです。何人で行おうが、一人ずつ見られているので、結局は変わらないんですけど、そこは未熟者の未熟たる所以。不安を払拭するには、ひたすら稽古あるのみ。
平成26年8月30日