本部での稽古

10月4日土曜本部での稽古

 

10月19日に出雲大社で奉納演武があります。またもや緊張です。

ということで、本部へ行って稽古をつけて頂きました。

 

まず居合。抜き付けを師匠から丁寧に教えて頂きました。指導してもらっている内容は以前から変わらないのですが、私のほうが指導されている内容が分かる体になってきたというのでしょうか。それに私の癖まで見抜いた上でのご指導です。これが師を持つことの意義でしょうね。一般的な注意事項に加えて個別にその留意点を達成する上での指導を受けられる。ありがたいことであります。

で。

これまでと異なる感覚で抜き付けをすることが出来ました。

思わず笑ってしまいます。楽しいですね~。何が楽しいのでしょう?

中年のおっさんが、刀を抜いて「ニヤッ」。…外から見たら無気味なだけです。

要するに、気剣体一致というか、心身統一というか、そういうことを感じたのです。気持ちいいのです。やった人にしか分かりません。

でも、そのあとがいけません。抜き付けの後は斬撃に移るのですが、心が抜き付けが上手くいったことに喜んでしまって、前かがみになってしまう。もともと前かがみだったのに、さらに…。

うーん。こんなところにも伏兵が…。平常心が大切です。

姿勢を意識するように、日常生活を送るようにしていますが、まだまだ工夫が必要です。

 

それからは、苦手な英信流の組太刀、太刀打と詰合を兄弟子と合わせます。

よりムズカシイ詰合は、私が打太刀をさせてもらいます。こちらがフツツカ者でも兄弟子は上手に対応してくれます。感謝!!

太刀打は私が仕太刀をします。ムズカシイですが、何とかクリア?

 

続いて大石神影流。陽之裏と小太刀、三学円之太刀。

陽之裏は、宗家継承式典のためにたくさん稽古をしたので、今では一番自信をもって臨めます。もちろん指導はたくさん受けますけど。

 

ムズカシイのが小太刀。

これもやっぱりムズカシイ方の仕太刀を兄弟子にやってもらいます。

四本目。連続して打太刀が仕太刀の小手を切りに行きます。ムズカシイ。

何度か稽古をして、おおっ上手くいった!!とやっぱり笑みが出てしまう。

つられて兄弟子も頬のあたりが緩んでるような…。

でも出来たら嬉しいですもんね~。

 

三学円之太刀。割とフツーに出来ました。もちろん指導アリ。

 

何だか簡単なところばかりやらせてもらって、ムズカシイのを兄弟子に押し付けにいったような稽古になってしまいましたが、いつもながら、本部で稽古をすると発見がいっぱい、気づきがたくさんです。

帰りの新幹線を待っているプラットホームで抜き付けの手の動きの確認(シャドー居合?)をしていると、旅行中の金髪おばさんが笑って見ていました。いや、日本人はこんな奴ばかりじゃないから。

 

                         平成26年10月4日