積み重ね

10月12日日曜午後の稽古

 

「ブログを見てます」「面白いです」と言われたりするようになりました。喜んでいただけるのは幸いですが、ブログではなく、稽古日誌なんですけど・・・。たしか前に横浜支部長も同じようなことをブログ・・・いやいや稽古日記で書かれていたような。

貫汪館本部や各支部の門人一同の中で、私は末弟子にあたります。

年齢は上のほうでしょうけど。ですので、稽古日誌に記載するのも一修行者の稽古の中での気づきや、北大阪支部で稽古される方への注意事項などです。あくまで一修行者の現段階での技術論であったり、心法論であったりするので、過ちや未熟な点もあると思いますが、ご容赦ください。

 

さて、秋晴れのよいお天気です。台風が近づいているとは思えない。

こんな日には?六尺棒をもって稽古しよう!と思い立ち、2本の棒と居合刀、木刀2本を持ってテクテク歩いて道場へ。

 

今日はめずらしく全員の会員が揃いました。これもよいお天気のせいでしょうか?

それぞれ課題も進度も異なるので、まずは大石神影流の素振りから。基本の基本です。

呼吸に乗せて、力を使わず、体をゆるめていきます。よい稽古ですので、ご自宅でも取り組んでほしいと思います。

 

試合口。素振りで培った呼吸の力で「張り」ます。力は使いません。突いたり、打ちこんだりもしますが、やっぱり力は使いません。

一通りの注意事項は説明したので、あとは自分で格闘してください。

 

初発刀。貫汪館では長い刀を使います。体を効率的に使わないと抜けません。ムズカシイのですが、面白いのです。できるようになると気持ちいい。心が静まります。丁寧に、ゆっくり取り組んでください。

超スローをお見せしました。あれくらいで十分です。というよりも、ゆっくり動くって実はムズカシイのです。力を使わず、骨組みで動けるように工夫してください。

 

「渋川一流の柔術はどんなのですか?」音君は合気道系の武術をしていたので、柔術に興味があるようです。残念ながら私は高校一年生のときに体育で柔道を習った程度。渋川一流を教えてあげられればいいのですが、まだ学んでいません。

でも、「待ってました!」ということで、大小詰の相手になってもらいました。

柔術的な動きをする英信流の業です。

交代で業を掛けあいましたが、やっぱりムズカシイですね。

できれば毎回稽古したいので、研究をしていきましょう。

 

それほどたくさんのことをしていないつもりでしたが、これだけで3時間が経ちました。礼法をして、オシマイ。

 

と思ったところで持ってきていた六尺棒を思い出しました。

棒回しと渋川一流の棒術を・・・あれ?どうするんだっけ?

・・・気を取り直して大石神影流の長刀術を。あれれ?忘れちゃった?

帰宅したらメモを確認しなくては。

 

教訓。武術は日々の積み重ね。自宅でも出来る範囲で稽古を積んで参りましょう。

 

                                                                          平成26年10月12日