稽古納め

12月27日土曜午後の稽古

 

昨日が仕事納めの日。最後まで残って机上やキャビネットの整理をしました。と言っても21時までですけど。8月以降は相当の多忙で、押し寄せる膨大な仕事の量にあえいでいました。ようやく一年が終わるという気もすれば、あっと言う間だったような気もします。


今日で稽古納めです。

でも、特別変わったことをするわけもなく、大石神影流の素振りから始まり、試合口、陽之表の二本目まで。これだけで一時間以上費やしました。今日は皆さん出席してくれたので、それぞれに掛ける時間は少なかったですが、私は忙しかった。


人それぞれ、体格、体の動かし方の癖、気性が異なりますので、同じように教えているつもりでも、受け取り方はやっぱり違います。

ポイントは、楽に動けているかどうか。何度も繰り返して、つらくなってくるようであれば、それは多分、無理無駄のある動きです。ゆっくり動くのがムズカシイという発言もありましたが、ゆっくり動かねば、複雑な動きを瞬時で行ってしまうこの体の働きを、粗雑な心でとらえ切れるはずもありません。ゆっくり動かすのは、体のことではなく、心のことなのです。今日で、全員の方に大石神影流の長木刀をお渡ししました。素振りの稽古をしてください。ゆっくり呼吸に乗せて行うのです。

音君がすごく良くなってきたのは、毎日素振りをしているからだと思います。

以前はなかなかゆっくり動けず、つい力も入ってしまっていました。ところが、最近は試験などでなかなか稽古に参加できなかったのに、見るたびに良くなってきています。

時間を決めて素振りに取り組んでいるということですので、皆さんも可能な限り取り組んでいただきたいと思います。


抜刀術は、初発刀のみ。当面はこれをひたすら稽古します。


これで今年の稽古は終了です。

一年前は一人で稽古納めをしていました。

今日はフランス娘が居ませんが、私の他に四人の仲間が参加。

なんだか感無量です。


来年もどうぞよろしく。


                        平成26年12月27日