7月4日土曜午後の稽古
今日は朝から大忙しです。
師匠と一緒に石清水八幡宮にご挨拶。広島から来られる師匠と山麓の駐車場で待ち合わせ。
実は、私(北大阪支部の支部長ですが)がフランス赴任となり、8月2日に予定していた奉納演武の準備が出来なくなってしまったため、石清水八幡宮の窓口の方と師匠の顔合わせとなりました。ご挨拶のあと、案内をしてもらって本殿、神楽殿を師匠と一緒に見せてもらいました。
午後は師匠の車に乗せてもらい、北大阪支部の稽古会へ。
北大阪支部初の支部講習会です。嬉しいですねぇ。
北大阪支部を立ち上げた、私のひそかな?目的は、師匠を大阪へお迎えして稽古をすること、でした。
普通なら一時間くらいで到着できるはずが、今日はとても渋滞していて、30分以上余分にかかりました。昼ごはんが抜きになる!焦りましたね。
慌てて近くのスーパーへお握りやお寿司など買いに走りました。稽古途中で召し上がっていただけてやれやれです。
さて、稽古の話。
まず大石神影流から。素振りと試合口と陽之表を途中まで。
約2時間の稽古でしたが、密度が違いましたね。皆さん、的確なご指摘を受けることが出来たと思います。みるみる進化を遂げていくのを目の当たりにして、やはり指導の違いを思い知りました。
私も師匠の相手をさせて頂いて、打太刀、仕太刀を遣わせていただきました。普段、そのような機会はないので、よい稽古を頂きました。怖かったです、はい。
大石神影流では、「間合」が重要なキーワードでした。もっと近くで攻防をしなければならなかったのです。皆さん、次回から心して稽古しましょう。
続いて無双神伝英信流。
実は今日はひたすら斬撃の稽古と初発刀を、と考えていました。あわよくば左刀も。
で、斬撃。40分間、ずっと斬撃。汗だらだら、でも斬撃。木刀の柄がぐっしょり、でも斬撃。ひたすら斬撃、斬撃。ここでもご指導(会員各位に)、指導の指導(私に)を頂くことができました。斬撃があんなにムズカシイなんて。これぞ、本式の武術の修行です。
見違えるような斬撃ができるようになりました。
初発刀。私もご指導を頂きました。まだ、右手で余分なことをしてしまうようです。「やった」感が出てはいけないと分かっているのに、「切った」感を得たいと動いてしまうんです。前傾も注意を受けました。皆さんもそれぞれご指導を頂けたと思います。極意と思しきご指導もありました。大切にしてほしいと思います。
最後に左刀。これは皆さんがムズカシそうにされていたので、私ももう一度、師匠の左刀を拝見したいと思って、組み入れたカリキュラムでした。
申し訳なかったですが、私の左刀の方法が違いましたね。私も何度か繰り返して稽古をさせて頂きました。私が師匠の下に通って行っている稽古はあのような方法です。今年はフランス出張ばかりで(とうとう赴任になってしまった…)一度も広島に行けなかったのですが、師匠にみて頂いて、ご指摘を受け、ひたすら繰り返す。体に聞き耳を立てるというイメージでしょうか。兄弟子がどのような指導を受けられたのか、私は遠方の末弟子(近頃、私より後から入られた方がおられるようで末弟子ではなくなったようですけど、稽古密度から行くと、やはり末弟子でしょう)のため、よく分かりません。でもきっと、同じような稽古を繰り返して来られたことと思います。そういう稽古を見て頂けたのも、良かったと思っています。
最後に師匠から、大石神影流では攻防が出来ている。抜刀術も素直な動きが出来ているというコメントを頂きました。嬉しいですね。まぁ、素直というのは、私の指導の成果ではなく、皆さんの持っておられる良き資質のお蔭なのですけれど。
稽古後、師匠と一緒にファミレスで飲み物を頂き、車で広島まで帰られる師匠を先導して高速のインターまで(私は同乗させてもらっただけですけど)。
あいにくの雨でしたが、実り多き一日です。多忙な一日を終えました。
でも、よく考えてみると、会員各位のように汗を流すほどの稽古はせずに指導の方法を学んで、自分のやりたい欠点修復のための稽古は行い、滅多に出来ない師匠の相手で形を稽古させてもらって、移動はすべて師匠と会員の方にお任せ。
これって私より師匠や会員各位が多忙だったのでは?と帰宅の電車の中で首を捻っておりました。すると、友人から送別会やるのに、いつ来るんだ?という問い合わせが・・・
申し訳ないけど、また今度。
そういって、帰宅。単なるわがままではと、ますます首を捻る始末です。ま、次回フランスワインをお土産にすることで納得してもらいました。
最後に、記念すべき道場占有看板を写真に撮ったので、それを掲示して、お仕舞です。
平成27年7月4日
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