今日が本当の初稽古。
体全体に神経を張り巡らせるようにすることが大切で、大変です。
最初は手元だけに注意が向きます。でも一か所を手直しすると、その影響が違うどこかへあらわれます。体はつながっていますから。
頭の位置を変えようとすると、背骨でつながっているので背中や腰、脚の角度まで変わってしまいます。
師匠にはよく指導を頂いたのですが、その意味がようやく身に沁みて分かってきました。
体全体に意識を偏ることなく広げていく。
これが分かるためには、自分で少しでも意識を広げようとしなければなりません。この努力が私にはなかなかむずかしいことなのですが。
心と体を同時に鍛えていかなければならないから、むずかしいのだと思います。
今年も武術の稽古を通じて心身の開発に努めましょう。