久しぶりの半棒。そして見学者

6日土曜は広島へ。師匠に稽古をつけていただきました。

鏡を前に並んで斬撃の稽古。一生懸命真似をするのですが出来ません。

立ち姿から違います。以前”能”の舞を見ましたが、そんな美しさ。

大森流は一本一本細かなご指導。見ているようで見て取れていなかったことを痛感。

三學圓之太刀、陽之裏、小太刀、二刀は緊張感が漲ります。

で、幾度か手順を間違えてしまいました。あれあれ。

柔術は半棒を。ずっと昔、たぶん6年以上前に教えていただいていましたが、稽古をしないままでいるとすっかり忘れていました。棒術は手の握りが動くのですごく難しい。

頑張って覚えたのですが、帰りの新幹線の中でメモに残そうとすると、もうあやふやになってしまったところが。やれやれ。

 

日曜は見学の方が来られ、貫汪館の武術の説明をしました。剣道を稽古されているそうで、うーんと思わず唸ってしまいました。剣道の動きとは全く違うんですよね。

私もたまに間合の攻防など稽古したくて剣道の稽古をさせてもらうことがありますが、そのギャップに苦心します。ほとんど打込むことが出来ず終わってしまうこともある。

ちょうど前日に師匠に昔の防具稽古の様子をお尋ねしていましたが、今の剣道のように打突後に相手の横をすり抜けるように飛び込むようなことはせず、打った後は切先を面に付けるような動きだったそうです。もちろん師匠も現場を見たわけではなく、文献調査から分かったことや師匠の師匠である大石先生にお聞きした内容を話していただいたのですが。

大石先生の若いころは、そのような稽古をしておられたそうです。

その頃の稽古を体験したかった。

と、折角見学に来られた方に、延々と剣道との違いをご説明し、剣道連盟の居合をお勧めしてしまいました。何をやっているんだか。

ところが、何本か素抜き抜刀術を見ていただいたところ、少し興味を持ってもらえました。

私のほうは、前日に師匠に手直しをしていただいたことを稽古していたので、あまりうまく動けない状態だったのですけれど。

ご縁があれば、一緒に稽古できると思います。

 

さてさて、半棒の稽古。やっぱりあやふや。相手がいないとダメですねえ。

次回から半棒の稽古も取り入れます。