稽古はじめと講習会

15日は大阪支部の稽古はじめ。

4日は独習日(新人さんが来られてマンツーマンになりましたが)、8日9日は愛知県講習会でした。

 

2時間で、居合と剣術と柔術を稽古しているので、なかなか忙しいですね。

私自身は、居合の稽古が中心で、その後に剣術、最後に柔術という順番で学んでいます。

初心の内から同時並行で学んだ訳ではありません。

それなのに、今の新人さんには、居合の礼法や斬撃の稽古をしばらくした後は、剣術と柔術の稽古もしてもらっています。

というのも、柔術で学んだ体の遣い方が居合や剣術で役に立ち、刀の手の内が柔術の中にも出てきて…というように、三つの流派を学ぶことで、技を高め合っていけるからです。

けっして私が三つとも稽古したいからという個人的理由ではありません。

 

それに師匠が言われるように、居合も剣術も柔術も同じであることが分かってきました。

もちろん見た目は違いますが、体の遣い方、自分と相手の心を通わせること、自分と相手のつながりを大事にすることなどが同じなのですね。

師匠にもっとゆっくりと言われていましたが、柔術を学ぶことで本当の意味が分かりました。相手との関係を大事にすると、私のレベルでは早く動けないのです。それくらいに繊細な動きをしなければなりません。

三流同時並行で学ぶのは難しいですが、はやさを求めず、じっくり繊細に稽古を積んでいきましょう。

 

本日16日は午後から師匠に大阪までお越しいただいて、柔術の講習会。

名古屋支部から2名が参加。

履形を負投から足裏まで。

 

最初に師匠から技を教えてもらうのですが、今回はなぜか私がお相手。

いつもの名古屋支部長でもなく、最近お相手をする大阪支部のメンバーでもなく。

直に技を掛けてもらえる貴重な機会ですが、手を取られただけでなんだか痛く感じてしまうのです。柔らかく手を取られているだけなのに。そこから技が極まるまでずっと痛い。

  

私のお相手は名古屋支部のエスさん。

師匠に掛けられた技の痛みを思い出しつつ、技を掛けてもらうのですが、やっぱり師匠とは違う。痛くない。

痛さを求めて一緒にあーでもないこーでもないと技を掛けたり掛けられたり。

いろいろ研究しながら稽古ができて楽しい。

痛さを求めて楽しむというのは、なんだかアブナイ人みたいです。

 

エスさんは私の息子ぐらいの年齢だと思いますが、体の動きに無理がなくて大いに参考になりました。

 

最後に演武会の稽古。

今日は相棒がお休みでしたので、無理やり新人さんに相手になってもらいました。

まだまだ稽古を積まねばならないことを痛感しつつ、稽古終了。

また来週、しっかり稽古をしましょう。