剣道経験のある人は斬撃や大石神影流の動きに苦戦します。
私自身もいまだに苦戦していますので、とてもよく分かります。
ごく最近まで、それは剣道の動きと師匠に指摘されても、よく分かりませんでした。
ですが、ようやく動きの違いが分かってきました。
腹の遣い方、股関節の遣い方がまったく異なるのです。
前から指導を受けていたことですが、本当に分かるまでが長かった。。。
つい剣道の動きになってしまう技も分かってきました。
気を付けていれば、いずれ我々が求める動きが出来るようになります。
心を体をゆるめて、ゆっくり取り組みましょう。
初心の方が入ってこられたので、基礎から一緒に稽古しています。
これが非常に勉強になります。先ほどの剣道の動きもその一つ。
自分のことは分からないけれど他人のことはよく分かるというアレですね。
ああ、師匠はこの動きを言われていたのだなあと得心した次第。
時間がないので多くの形を学ぶことはできませんが、基礎を丁寧に精妙に一本ずつ稽古することで、稽古をしていない他の技にもよい変化を生んでいるように思います。
その確認がしたくて、日曜夜に雨が降る中、歩いて武道館に行きました。
こういう時、家に技を確認するスペースがあればいいのになあと思いますね。
大学の時に師事した師匠は一人稽古ができるスペースの建屋を裏庭にご自分で建てておられました。
我々門人は一人ずつその中に入って師匠の前で稽古をしたのですが、ああいうものを造る根気のようなものが私にはありません。
そもそも庭つきの家を買わなくては。
借家暮らしでは無理だなあと思いながら、雨の中帰宅しました。
雨の中の往復でしたが、よい稽古ができました。