無手での稽古

ずいぶん暖かくなってきました。稽古も汗ばむようになりました。

 

広島護国神社の奉納演武、5月の京都での演武に加えて、昇段審査を受けてもらいたいので、その稽古となかなか忙しい。

演武する技を中心に集中的に稽古しています。それが昇段審査につながる。

どんどん上手になっていくのは、指導している私の力量!と思うことにしていいのかしら。

横浜支部長も同じように言われていたし。

でも、自分はこんなに早く習得していなかったのも事実な訳で。

ま、上達してくれているのは嬉しい限り。深く立ち入らないようにしましょう。

 

それでもまだまだです。

写真左側は詰合の受けを確認しているところですが、十分に腹で受けないといけません。

何度かやり直しをして、体が収まるようになってきましたが、まだ十分ではない。

写真右は虎乱刀の抜付けの一瞬ですが、師匠に録画を見ていただいて、鼠蹊部の緩みが不十分というご指摘を頂きました。

私も初発刀とは違う感覚ではいましたが、原因は緩みが足りなかったのです。

さまざまな気付きがあって、ずいぶん楽に動けるようになってきましたが、まだまだ。

 

最近は自宅で、得物を持たずに無手で、居合や剣術、柔術の形を練習しています。

刀がないので、バランスには要注意ですが、体の動きに集中できるので、これはこれでよい稽古だと思います。

以前、師匠からも柔術でも一人で稽古できると言われていました。

よく分かっていなかった私は相手がいないと柔術にならないのでは?と考えていましたが、とんでもない。

得るものが多い非常によい稽古です。

ご参考に。