4月24日は廣島護国神社での奉納演武。
一日前に広島に来て、本部稽古に参加し、翌日のための最終確認をして頂きました。
ここで剣術の動きが剣道になっているというご指摘を受けました。
これはまずい。
ということで、一人で手数の稽古。
居合と柔術の動きを思い出そうとしますが、うまくいかず。
ここで「手首を使っている」とより細かなご指摘を受け、ようやくダメなところが分かりました。腹につながっていませんでした。つい打突部位を打とうとしていました。
当てにいっているのですね。
まだこの癖が出てきてしまいます。
本番はとても気持ちよく奉納することができました。
居合は普段どおり。
詰合では名古屋支部長に打太刀をお願いしましたが、左側の写真は鱗形。
これが非常にむずかしいのです。
柔術は横浜支部長に、履形と懐剣の受をお願いしました。いきなり失敗をしてしまいましたが、横浜支部長のフォローでどうにか柔術になりました。
師匠からは、もっとつながりを大事にするようにとのご指導です。
つづいて大阪支部メンバーの履形の受。
その後、本日の一番の(私にとっての)ハイライト。師匠の技の受。
鯉口、分童、十手、居合の六本の技を受けます。
鯉口は私が抜こうとした刀を執られて制せられ、
分童、十手、居合は、私の上段から斬り下ろしに対して、師匠が分童、十手、素手で対応されるのですが、なされるがままの状態になります。
あっと言う間に床に組み伏せられている。
どこをどうされたのか、よく分かりません。
ですが、うまく受けないと私が非常に痛い。
うまく受けても痛いのですが、うまく受けないともっと痛い。
だから必死です。
右側の写真が十手の技で肘を極められています。これが痛い。
しかも、よく見てみると師匠の左手が私の左手の手首を極めている。
これも痛さの原因だったのですね。
技を掛けられているときは、とにかく痛いしかなくて、
どこをどうされたのか分かっていませんでした。
素手でも簡単に対応されます。
子供のころに、柳生新陰流の無刀取りという技があると聞いて感動していましたが、柔術では普通に無刀取りをしていますね。
とにかくなされるがままの受の時間が終わりました。
この後は、剣術の打太刀をつとめ、名古屋支部長と三學圓之太刀を奉納。
前日に名古屋支部長にお願いして、三學圓之太刀をしっかり稽古しておいてよかった。
何だか出番の多い演武会でしたが、あっと言う間でもありました。
大坂支部のメンバーも普段どおりの動きが出来ていました。
というか、半年足らずでここまで出来るのは異常では?
それもこれも支部長がえらいからだと、横浜支部長にも言ってもらいました。
また、久しぶりにお会いした顧問の先生にもよく稽古したねと声掛けをして頂きました。
早々に失敗は忘れて、晴れやかな気分で奉納を終えたのでした。