貫汪館では、居合、剣術、柔術を稽古します。
大阪支部も三つの武道の稽古に励んでいます。
近頃、ようやく稽古のペース配分が分かってきました。
多くの形がありますので、すべてを稽古する訳にはいきません。
居合の素抜き抜刀術については、各自の稽古になりますが、
剣術や柔術で二人で稽古をする場合は、上位者は相手ができる形を丁寧に指導します。
この稽古が上位者のレベルアップにつながります。
相手の技を受けることで、逆に理合が分かったり拍子が分かったりします。
加えて、じっくりと居合、剣術、柔術の技に取り組むことで、それぞれがうまく影響しあって、技が進むことも分かりました。
このカラクリが分かってからは、無理に多くの形を稽古しなくなりました。
これは、無雙神傳英信流、大石神影流、澁川一流の体の遣い方、刀を執ったときの手の内などが同じ原理であるからです。
稽古の中では、技の習得も大事ですが、この原理を体得することを心掛けなければなりません。
短い時間で多くの形の稽古をするのではなく、原理を体得できるようにしていきましょう。