大阪講習会

918日、19日と貫汪館館長を大阪にお招きしての講習会を開催しました。今回は、10月の熱田神宮、11月の明治神宮での奉納演武に向けた稽古会ということもあり、名古屋支部から4名、横浜支部から1名と大阪のメンバー3人の参加となりました。大型の台風が近づいているにもかかわらず、皆さん遠方よりお集まりいただき、本当にありがとうございました。大阪の支部長の海外出張と重なり、残るメンバーでの運営となり行き届かないところが多々あったことと思います。何とか怪我なく集中した稽古を積むことができ、また稽古内外を通じて交流を深めることができましたこと、館長をはじめご参加の皆さまに篤くお礼を申し上げます。

 

さて18日は、無雙神傳英信流抜刀兵法の居合から、「大森流」を丁寧に。そして奉納演武で披露する無雙神傳英信流抜刀兵法、澁川一流柔術の形を入念に。その後、大石神影流剣術の陽の表、最後に、剣道の防具と竹刀を用いて試合形式により剣術の業を確かめる防具着用稽古。

19日は、名古屋支部の3名と大阪のメンバー2人の参加による熱田神宮奉納演武のリハーサル、澁川一流柔術の「込入」、大石神影流剣術の「陽の裏」でした。午後からは、台風接近により武道場が共用停止となり、残念ながら講習会は午前いっぱいで終了となりました。

 

館長から予めいただいていた講習会日程案に、3流派のエッセンスが盛り沢山であったこと、また、私自身はだいぶ以前に広島の本部講習会で一度だけ経験したことがありましたが、普段行う機会のない防具着用稽古が予定されていたことなど、大阪支部の参加メンバー一同は、「大変だろうけど、とても楽しみ」と講習会を心待ちにしていました。

二日間の日程は本当にあっという間でした。大坂のメンバーそれぞれ稽古での気づきや反省など沢山ありますが、ともかく当面の目標である熱田神宮での奉納演武に向けて、練り直し、磨きをかけ、また新たな心持ちで稽古に向き合ってまいりたいと思います。(文責:М)