熱田神宮での奉納演武

 1015日、令和4年度名古屋まつり協賛第61回日本古武道大会が、愛知県の熱田神宮で催されました。日本古武道振興会に加盟する23の流派が一堂に会し、熱田神宮本殿に参拝した後、熱田神宮文化殿で演武を行いました。

大阪支部のメンバーは、館長の導きの下、無雙神傳英信流抜刀兵法の大森流から四本、詰合から三本、澁川一流柔術の中から素手による仕掛けに対して素手で応じる形を五本(礼式を除く)、刀に対して素手で応じる形を三本、奉納しました。

 まだ入会から一年ほどの二人は、様々な流派が参加される規模の大きい演武は初めてだったと思いますが、緊張しながらも堂々と演武をされていました。正直なところ、毎度のことながら「すごいなあ」としみじみと思います。かく言う筆者は、極力落ち着いて振舞おうとしても緊張がにじみ出て力みや焦りが生じ、「何とかやり切った感」はありながらも「課題が露呈するなあ」と毎度のように感じます。館長からは「楽に身体を遣うように心がけなさい」と、支部長からは「下半身の緩みを意識して居つかないこと」と指導助言をいただいていたことを特に念頭において臨んだのですが、なかなか…。また稽古を重ねていきたいと思います。

ところで、会場となった熱田神宮の創祀は、三種の神器の一つ草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)の御鎮座に始まり、日本武尊(やまとたけるのみこと)のお妃である宮簀媛命(みやすひめのみこと)が日本武尊の神剣を熱田の地にお祀りになられたという縁起だそうです。都会の真ん中なのですが、広大な鎮守の森を擁する大変趣のある神社でした。次の機会には改めてゆっくり参詣したいと思います。

 次の大きな行事としては、113日には東京の明治神宮において、日本古武道振興会主催の明治神宮大会が開催される予定で、貫汪館からは館長をはじめ横浜支部、名古屋支部、世田谷支部の先生方が参加されるとのことです。大会の成功と皆さまのご活躍を祈念しております。(文責:М)

 

  (熱田神宮HPより)