いつもどおりに斬撃の稽古から。
手首を伸ばしたりしないで、腹の働きだけで刀を振り上げ振り下ろすイメージが大切です。
師匠に教わったことで、斬撃の度に思いだず戒めです。
振りかぶったときに肘が外に開いているようであれば、すくなくとも腹で斬撃をしていることにはなりません。
肘も肩も落ちていなければなりません。
その後は、習得度に応じて進み方が異なります。
上達度合は人によって異なりますので、あせらず丁寧に稽古してもらいたいと思います。
出来たと思っていても、まだまだ手直しが必要です。
私も師匠に手直しを受けているのを見ていただいているので(手直しどころかかなり初歩の指導を受けていますが)、あせる必要はまったくありません。
同じ技でも学べば学ぶほど、至らぬところが見えてきます。
深く学ばなければなりません。
でも、形や手数はたくさんあります。
その中で楽しいと言ってはいけないのでしょうが、でもやっぱり楽しい形もありますし、
新しい形を学んで、それまで学んでいた技の理解が深まることもあります。
広く学ぶことも大切です。
ということで、今日はずいぶん以前になりますが大阪講習会で教えて頂いた大石神影流の棒合を稽古しました。
技も身体の遣い方も非常にシンプルですが、得物が長く、手の内を滑らして扱う必要があるので、なかなかむずかしいですね。
でも手の内が大事であるということは学んでいただけたと思います。
このために、歩いて持参した価値がありますね。
また来週も稽古しましょう。
で、折角なので、長刀合も見てもらいました。
はじめて教えて頂いた時、まさに「おもしろい!」と楽しく集中して学んだことを今でも覚えています。
刃の部分と石突きの部分がくるくる回って、上から下から攻撃や受けが繰り出される。
わくわくしました。
…面白さよりも、むずかしさを感じられたようです。
それは指導者が悪いということになりますね。
楽しさを伝えたいですね。
頑張ります!!