棒合

暖かい陽気になりました。つい先日まで寒かった道場も今日は窓も開けた状態で稽古。

 

普段の稽古に加えて、広島護国神社で奉納する技を確認します。

柔術では吉掛や込入、剣術では棒合を演武します。吉掛に込入、棒合!!

 

棒合はずいぶん前に一度教えて頂いたことがあります。メモを引っ張り出して確認しつつ、稽古。

長刀と同じように、手の内を柔らかく遣わなけれ棒をすべらせることができません。

手の内を柔らかくというのは、長刀や棒だけでなく、居合も剣術も柔術も同じでした。

貫汪館で学んでいる武術の体の遣い方はどんな得物を持っても同じなのでした。

得物に心をとらわれて、振り回されるようではいけないし、反対に振り回すのもいけない。

得物と一つになって、体の一部のように使わないといけないから大変です。

むしろ、刀や棒、長刀の動きを邪魔しないように体を遣わなければいけないように思います。

刀の重みや棒や長刀の遠心力を感じながら稽古するのですが、身体も得物と同じなのでしょう。身体の重さやバランス。そんなものを感じながら、無理に力を用いて動かさないようにする。本当に得物の扱いと同じです。

しっかりと身体の感覚を感じながら、稽古を積んでいきましょう。