土日と非常に忙しくて、稽古日誌の掲載が遅れました。
土曜の朝は久しぶりの雨でした。なので、長尺の長刀と六尺棒はもっていかず。
リュックを背負って刀袋を担いで傘をもって長尺もの。。。手が一本足りないのです。
居合は斬撃と初発刀に留意します。肚で動けるように慌てずゆっくりと。
4月の演武会に向けて、太刀打や詰合も稽古。
剣術で私の注意事項は手の内と鼠蹊部の緩み。大阪講習会では振りかぶりの際に上体に力がのぼり、折角の鼠蹊部の緩みがなくなってしまうことを指摘いただきました。
むずかしいのが「張り」ですね。肚で張るのですが、いそぐとつい手で行ってしまう。
女性のほうが上手です。しっかりとつながりを確認したうえで、肚というより全身を使って張っているように思えます。見習わなければ。。。
ここでも二刀を含め、4月の演武会に向けた稽古もしました。
柔術は…大変です。
ようやく吉掛の稽古を始めたところですが、奉納演武では込入や打込、互棒まで。
これまでの演武でも込入や打込を稽古させていただきましたが、とうとう互棒までも。
とはいえ、うまく体系化されているので、どこかでやったような技が多いのです。
同じ技をさまざまなシチュエーションで遣えるように工夫されているのですね。
そのさまざまなシチュエーションを実現するために、さまざまな武器が必要になります。
懐剣を購入し(ニセモノですが)、短棒を用意して、我が家の一角はまるで武器庫のよう。
一般的な柔術の理解は素手対素手の勝負だと思うのですが、武術である柔術はたくさん武器を使うのです。
もともと素手で相手を倒そうとするより、刃物を持った方が効率的?ですからね。
そんな物騒な相手から我が身を守るために技がある訳です。
以前の稽古では、私の太刀(木刀ですけど)に対して、師匠は素手。
いわゆる無刀取りのような技で、訳の分からないまま抑え込まれておりました。
受け身なんて考える必要もない(時間もない)くらいです。
無刀取りってたしか柳生石舟斎が考案した秘伝だったのでは?と雑学で得た知識で思ったりしますが、刀を持つ武士に対して、農民は最悪の場合素手で対処しなければならない。
なので、石舟斎さんが考えなくても、みんな考えたんでしょうね。
だんだん過激なシチュエーションになっていく予感に身震いしながら、まずは短刀相手に稽古をいたしました。