しずかな環境での稽古

雨が降りそうだったので、今回も長尺ものは持っていかず。

なぜか分からないのですが(子供たちが春休みに入ったから?)、今日は剣道の稽古をする人がまったくおらず、横で別の居合を稽古する団体のみ。非常に静かで快適な環境で稽古をすることができました。

 

大森流を通しで稽古。師匠に注意をうけた初動に注意を払っていますね。

でも初動以外でも体を楽に遣うことを忘れないようにしたいと思います。

体を起こすときや高い位置への抜付けなど、鼠蹊部の緩みがなくなってしまいますね。

続けて英信流表の横雲、虎一足、稲妻、浮雲、山下風を稽古。

今度の演武会では、横雲と稲妻を演武してもらいますので重点的に。

太刀打も稽古しましたが、講習会で細かくご指導いただいたので、ゆっくり丁寧にやればよい動きができています。

 

大石神影流は試合口、陽之裏、小太刀を稽古。

試合口での張り受けは、女性のほうが上手ですね。私はつい腕の力を使ってしまう。

しっかりと受け止め、つながりを大切にして、張る動きに持っていくようにしていますが、なかなか思うような張受になりません。

陽之裏は久しぶりの稽古だったので、覚えた手順をなぞろうとしてしまいます。

剣術は相手がいるので、打太刀の動きに合わせて動かなければなりません。仕太刀が自分勝手に動いてしまうと、稽古にならない。しっかり心をあわせて稽古しましょう。

小太刀は手先の動きになってしまいがち。片手で操作するからですね。

これも静かにゆっくり稽古しないと、通常の筋力だけでの稽古になります。

からだ全体をつかった技になるように、ゆるゆると遣いましょう。

 

最後に柔術。

込入がむずかしいですね。技としては履形や吉掛と同じものもあるのですが、自分の中心軸に近いところで相手とつながっているので、うまく体の開きと軸の回転をつかわないと受は崩れません。相手に押されて技を掛けても遅いのです。

これも剣術同様、心がつながっていないといけません。

ゆっくり稽古をして、次回の講習会で師匠に手直しをしていただきましょう。