6月10日の定例稽古が支部長不在の自主稽古となりましたので、稽古記録としてご報告い
たします。このところ断続的に警報級の大雨で、今日もいつ降り出すかといった空模様で
したが、稽古場は左程込み合うということもなく、稽古に集中して臨むことができました。
居合の斬撃から大森流。自分のペースでまず通して抜いて、次に呼吸を合わせるように
して抜いて、とそれぞれの課題を胸に丁寧に。次に、業をゆっくり再確認しながら英信流
表を稽古しました。どの業もそうなのですが、とくに浮雲や山下風、岩波、瀧落などは仮
想敵との攻防がどうなっているのか、場の想定がはっきりしていないと動きは追えたとし
ても理合がなかなか腑に落ちないところがあると思います。そういう点を改めて確認し合
いました。
休憩をはさみ、太刀打之事。ゆるゆると止まらない動きを目指して、全体を通しました。
柔術については、前回の稽古記録で次回は半棒を稽古する予定だとありましたので、触
りだけでもと思い、礼式、立会、指棒を。先々週の大阪講習会で館長に稽古をつけていた
だいた形です。
剣術は、試合口と陽の表。本当は、秋の四万十でのそれぞれの演武演目もできればよか
ったのでしょうけど、生憎の天気で長柄物を持参しておらず、いずれも筆者が打太刀をさ
せていただきました。大石神影流剣術の形をいろいろ教えていただくにつれ、試合口での
受け、張り、突きの一連の動作の奥深さを痛感させられます。
最後は、少し時間に余裕を見て、居合の中から好きな業を三本抜いて終了としました。
怪我などなく終えることができてホッとしました。お疲れ様でした。(文責:М)