教えて教えられる

世の中がお盆休みに入りました。武道館も普段と異なり、毎日どの時間帯も個人利用できるようになっています。

で、通例ならば12日土曜の稽古のところ、参加者も私のほかに1名ということもあり、11日金曜に変更です。

二人での稽古なので写真もなし。

 

稽古をしたのは以下のとおり。

斬撃、大森流、英信流表、試合口、陽之表、陽之裏、長刀合、棒合、六尺棒表、半棒。

 

要所要所で大事なところを確認しながら稽古ができました。

むずかしいところは、可能な限りゆっくり動くようにします。

私自身の稽古もそのようにしています。

家で一人で(今は娘が帰ってきているので娘を相手に)柔術の稽古をするときも、ゆっくり慎重に動きます(そうしないと娘はつきあってくれません)。

ゆっくり稽古するときの注意点は、低速にするためのチカラを使ってはいけないことです。

ブレーキを掛けながら動いていることになってしまって、それはそれで本来の動きから遠のいてしまいます。

チカラを抜いて、楽に、ゆっくり動くのがポイントです。

 

それでもたった二年足らずで、これだけの形・手数を学んでいること自体が驚きです。

技においても、私には出来ないことをさらっとやられていることもあり、稽古量も大事だけれど、学ぶ人の心と体の柔軟性も大事なのだと思い知らされます。

教えて教えられてというよい環境になっていますね。

 

さて、これだけ多くの形・手数を学んできたので、次なる段階は打太刀側に廻ってもらって、相互研鑽ができるようになってもらわねばなりません。

もともと大阪支部立ち上げの私の動機は、いっしょに形の稽古ができる環境を作りたいというものでした。

打太刀側にまわることでさらなる学びがありますし、私も仕太刀の稽古ができます。

同じ形・手数ですが、相手によって微妙に間や拍子が異なります。

多くの人と稽古をすることで、大事なポイントが見えてきて、技の理解が深まります。

さらに高度な「教え・教えられ」を実践し、互いに学び合いながら、技の自由度を高めていきたいですね。