11月26日は高知の自由民権会館で、細川義昌先生の没後百年記念演武会が開催されました。
大阪支部からも3名が参加。それぞれ演武を行いました。
冒頭に師匠の講演があり、細川義昌先生の事績と細川先生に至るまでの流派の歴史が紹介されましたが、知らないことが多く、とても興味深く聞くことができました。
柔術的な技法や大森流が組み込まれた経緯や偉大な先人たちの努力があって、いま私が学ぶことができるというのは、感銘深いところです。
演武のほうは、少し緊張しましたが、普段の実力どおりでした。
大阪支部メンバーも、それぞれの稽古の成果が出ていたと思います。
もちろん至らぬ点は多く、私自身は背中の遣い方、手の内、鼠蹊部の緩み等々気になるところを挙げればキリがない。今後も継続した稽古が必要です。
ただ稽古という面では、26日の本番に向けて稽古したいという人もいて、休日の23日夜に一緒に稽古をしました。
私はさらに翌24日も稽古をし、試験前の学生の一夜漬けの勉強のようなことをしてしまいましたが、こういう努力も少しは役に立ったのかと思います。
いずれにせよ、倦まず弛まず稽古を積んでいきたいですね。稽古はたのしい。
居合は非常に精密な動きを要求されます。剣術や柔術も全身をうまく調和させることが求められますが、居合はさらに一段上のレベルであるように感じます。
なかなか思うように出来ない。それが楽しいのですけど。
一方で、久しぶりに師匠の奥居合を間近で拝見しましたが、とても美しい。
静かで無駄な動作がなく、力みもないからキレイで、するどい。
そういう居合です。真似できない。
が、頑張って少しでも近づきたいと思います。
横浜支部から2名、本部からも2名が参加されました。
皆さま、ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。
また互いの修行の成果を確認しあい、切磋琢磨をしてまいりましょう。
大阪支部は今年の二大イベントと捉えていた、四万十の演武と今回の高知の演武を終えることができました。
全員が真剣にこの二大演武会に向き合いました。
大きく成長できたのではないかと思います。
学んだことをさらに身に刻み込むように稽古を積んでいきたいと思います。