今日も二人での稽古です。二人だと写真を撮るのを忘れてしまいます。なので今日は居合の稽古で早々に写真を撮りました。
斬撃の稽古の後、大森流、英信流表、太刀打、詰合。
剣術は、陽之表、二刀、鎗合、棒合。
柔術は、六尺棒。
心を落ち着けてゆっくりした稽古を心掛けます。
特に居合の抜付けや斬撃、剣術での斬撃などはつい極めようとしてしまいます。
楽に自由に動けるようにならねばならないのに、極めた動きは居付きをもたらしてしまう。
心の変革が必要です。探究の日々ですね。
鎗合は、わたしが好きな手数です。鎗を遣う打太刀も、太刀で応じる仕太刀も、どちらも楽しい。鎗はただ突くだけですし、太刀を持つ側はその鎗を請けて張って斬撃をするという、とてもシンプルな手数です。でも、鎗をまっすぐ突くのは想像以上に難しいですし、鎗で突かれる方は怖い上に、張るのも難しい。
さらに以前の講習会で師匠から鎗対鎗の際の鎗の遣い方を教えて頂き、わずかな動きで相手の鎗働きを制する技にワクワクしました。
ただ、鎗は長くて持ち運びや保管ができず、まだ入手もできていないため、稽古は長刀を利用。全然長さが足りませんが、是非もなし。
学んだ当初は家の中や近くの公園で六尺棒を用いて突きの稽古をしていました。
(いまでも家人がいないときにこっそり突きの稽古をしていますけど)
鎗は突くだけではなく、すぐに引かないといけません。鎗に限ったことではないですが。
ということは鎗に対する場合、突かれたのを避けるだけでは駄目で、鎗が引かれる前に懐に入り込んでおく必要があります。入り身の稽古ですね。
鎗を持つ側は、入り身をされないように素早く引く必要があります。
鎗の引きが早いか、剣の入り身が早いか。
入り身に負けないように、素早く鎗を引き、次の突きができるように体勢を整える。
剣も応じるだけで動きを止めずに、鎗の引きに負けないようにするすると入り身に入りつつ、間に合わない場合は第二撃に備えることも必要です。
これも、居付きを無くす稽古になる訳で、けっきょくすべては楽に自由に動けるように心身を錬磨することが武道の共通点なのでしょう。
抜付け、斬撃、突きのすべてがそこで終わりではなく、次の動きにつながっていく。
心と体を楽にして、次の動きや変化に応じられるように整えていく。
そういう稽古を心掛けたいと思っています。