倦まず弛まず

今日は剣道を稽古する人がまったくおらず、とても静かで稽古に集中することができました。どういう具合でこんな日があるのか、よく分かりません。

 

居合は斬撃の後に、大森流、英信流表、詰合、大小詰。

剣術は陽之表、二刀、小太刀、鎗合、長刀合、三學圓之太刀。

柔術は六尺棒と拳匪。

 

我々の稽古している古武道は、心を落ち着けて、静かに自分の体の動きをコントロールする必要があります。体の”声”を耳を澄ませて聞く必要があるので、うるさいところでは稽古になりません。なので、すぐ近くで剣道の人たちが気合を発し、足を踏み鳴らして稽古をはじめると、有態に言ってちょっと邪魔なんです。

とくに精度を求められる居合は、剣道の稽古が始まる前に相応の稽古をしておくという工夫をしています。

 

その居合ですが、詰合と大小詰の稽古を普通に行えるようになりました。

もともと一人で稽古をするのも吝かではなかったのですが、この詰合や大小詰を一緒に稽古をしてくる人を募りたいというのが、大阪支部開設においての私の動機です。

それが、大小立詰も学ぶことができ、剣術では、二刀に小太刀はもちろん、鎗、棒、長刀まで共に稽古ができるようになるなんて。

さらに言えば、最初はまったく動けず、師匠や先輩諸氏に手取り足取り教えられても、よく分からず、不思議としか思えなかった柔術も、共に研鑽できるようになるとは。。。

稽古をしている最中に、ふとそんなことに思い至りました。

感慨無量です。

 

まだまだ至らないところは多々ありますが、心と体の研鑽を積んでいくための方法は分かっていますし、誤った方向に進むと師匠に手直しをしていただけます。

倦まず弛まず、コツコツと稽古を積んでいきましょう。

 

※たくさん写真を撮ってもらったので、今日は4枚の写真をアップします!