大阪講習会

76日、7日と貫汪館館長を大阪にお招きしての講習会を開催しました。

6日は大石神影流剣術の試合口、陽の表と裏、澁川一流柔術関係で半棒、7日は大石神影流剣術の三学圓之太刀、長刀合、鎗合、棒合、二刀、天狗抄、小太刀と、11月に予定されている大石神影流剣術の記念演武会を想定した稽古となりました。また今回は、横浜支部から支部長と門人の2名が参加されました。大阪の支部長が海外出張のため残るメンバーでの運営となり、行き届かないところが多々あったことと思いますが、実りある稽古を積むこと、また稽古内外を通じて交流を深めることができましたこと、ご指導をいただいた森本館長をはじめご参加の皆さまに改めて篤くお礼を申し上げるところでございます。

 

今回は、ごく少人数での講習会でしたのでマンツーマンに近い指導をいただくことになり、本部から物理的に距離のある支部の我々としては、大変有難い機会でした。

私個人としては、無理無駄のない心と身体の在り様について追究している筈なのに、手数の初めにある「無構え」の構えを文字通り構えてしまったり、打ちかからねば或いは対応せねばという思いが先行して相手との繋がりを絶ってしまったり…。そんなところからもう少し楽な境地へ、大石神影流剣術の手数の一連の動きや理合をどこまで繊細に意識できるか、刀や様々な武器の特徴を踏まえた無理のない自然な身体運用、仕太刀と打太刀の繋がり即ち「相(あい)和する」の精神をどこまで体現できるかなど、色々な課題をいただきました。

 

空調の効いた会場での稽古でしたが、稽古に臨む熱意!で汗をかきながらの二日間の日程、本当にあっという間でした。今後の稽古に活かしてまいりたいと思います。(文責:М)