横浜講習会

7月20日21日開催の横浜講習会に参加しました。

海外出張だったため、7月6日7日の大阪講習会に参加できず、翌週の13日も稽古できずだったので、是非とも参加しなければなりませんでした。

 

初日は斬撃から始まり、大森流、試合口。

試合口では、師匠に打太刀をしていただくことができました。遠来の私が参加したために、人数が中途半端になってしまったので、思わぬ幸運(わたしにとって)でした。

一番最初に学ぶ手数ですが、まだまだ「できる」段階ではありません。剣道の動きになったり、手の内が緩んできたり。慢心してはいけませんね。

 

その後は、柔術の稽古。履形、打込、両懐剣、四留、袖捕、二重突。

普段、投げられ役が多いので、受け身が上手になったと言われましたが、私は掛ける方も上手になりたい!

今回は、ほぼ同じ身長の横浜支部長が受けてくださったので、とても新鮮でやりやすい!

それでも姿勢を崩して技を掛けたり、腕のチカラを用いたりと、多くの指導をいただきました。楽に動いているつもりでも、教えて頂いた動きの方がもっと楽で、探究心の不足を痛感いたしました。

それにしても、この柔術の稽古をしている時間が、もっとも暑く、熱中症になってもおかしくないほどの疲労感。

稽古後に歩いて駅近くのレストランに行くまでの道中が異常に遠く感じられ、レストランに入ってもドリンクバーだけでよいと思うほどの渇きを感じていました。

 

二日目の午前は特別稽古。他流の柔術の先生がお越しになり、居合と剣術の稽古。

師匠の解説を一生懸命聞き耳をたてて聞いておりました。

と、血振りと残心についての解説になったときに、私が斬られ役として登場。

床に倒れているだけという大役を果たしました。

斬られ役だけでは可哀そうだという心理が師匠に働いたのでしょう。その後、師匠の打太刀として陽之表を稽古できました。

他流の先生に見ていただくことに緊張したのか、手数を忘れてしまうハプニングもありました。

でもカメラ以上に師匠の迫力ある構えと斬撃の鋭さに緊張しました。楽に動こうと思うのですが、果たせません。そして師匠の構えや動きはとてもきれい。心中とても忙しかったのです。

礼法、斬撃、初発刀、陽之表を数本の稽古が終わりました。その稽古のなかで他流の先生は、ずっと物腰が柔らかく、挙措と姿勢の美しい方でした。初めての動きなはずなのに、姿勢が崩れないというのはどういうことでしょうか。とても勉強になりました。

 

午後は柳川の演武会の稽古。私は試合口の仕太刀、陽之表の仕太刀、二刀の打太刀を見ていただきました。自分でも分からない箇所へのご指摘や、分かっていてもできていない動きへのご指導。楽しくて、笑みがこぼれそうになりましたが、我慢しました。

横浜支部長と世田谷支部長の陽之裏、天狗抄も拝見し、とても勉強になりました。

 

あっという間の二日間。稽古への集中と暑さとで、普段以上に消耗してしまいました。

翌日はお休みにしていたのですが、急遽どうしても外せない仕事が入ってしまい、二日目の夕食はご一緒できずに大阪へ。

例によって、必死に思い出しつつメモをとりました。

来週の大阪稽古で復習をするように致します。

 

暑い中、指導をいただいた師匠には厚く御礼申し上げます。

また、横浜支部長、世田谷支部長、横浜支部の皆さん、大変お世話になりました。

ありがとうございました。

武道の稽古の感想にはふさわしくないと思うのですが、とても楽しかったです。

大阪講習会の際には、お越しいただきたいと思います。次回は私もきっと参加の予定です。