海外出張や横浜講習会への参加のため、大阪での稽古が久しぶりの気がします。
平日夜に時間のあるときは独習しているので道場にはよく来ているのですけれど。
斬撃、大森流、英信流表を丁寧に稽古しました。呼吸に合わせるように動きます。
その後は、大石神影流。横浜講習会で師匠から細かく指導をいただいて、理解が深まり、かつ大石神影流が一段と好きになってきました。単純な動作が多いのですが、その中にとても微妙な体の動きと心の働きがあります。逆にいうと微妙な心身の働きを、単純な動きに凝縮したような、そんな技の数々。
試合口、陽之表、陽之裏、天狗抄を交代しながら稽古をしました。
最初に学ぶ試合口は、とてもシンプル。それが少しずつ複雑になっていき、三學圓之太刀で複雑さが極まり、その後に学ぶ天狗抄でまた素朴な技になる。そんな印象をもっています。
ただ、三學圓之太刀で複雑さが極まると言っても、攻防において、二手目、三手目があるだけのことで、素朴には違いありません。
天狗抄ではそれがまた一太刀に戻るのですが、心と心のつながりをよりしっかり捉えられないと、有効な技にならない。たった一太刀で決まるので、心と間合の攻防が極まった手数であると思うのです。
むずかしいけれど、面白い手数ですね。
想定や間合いを確認し、手数の意味を考え、稽古をしました。
その後は、二刀。演武会のための稽古です。二刀も難しい手数です。片手打ちになるので、しっかりと刀と体を連携させないと、腕だけで刀を振り回してしまいます。片手遣いは自由度が上がるがゆえに、暴走しないようにする必要があるのですね。
しっかり稽古をしていきましょう。
剣術の復習に夢中になってしまい、他にやろうと思っていた小太刀、長刀、六尺棒や、柔術の稽古をする時間がなくなってしまいました。。。