学ぶ楽しみ

お盆休みは稽古三昧。武道館がずっと解放されていたので、日によって朝、昼、夜の時間帯を選んで、居合と剣術の一人稽古を繰り返す毎日。

といっても一日2時間から2時間半程度の稽古時間なので、講習会に比べると全然稽古時間が足りないのですが、さすがに少し空調が効いているとはいえ、館内も暑く、2時間もすれば汗が止まらない状態になります。

体調を整えつつの稽古でした。

 

17日(土)は夜から2時間の稽古。

居合は、大森流、英信流表、大小詰。

剣術は、試合口、陽之表、三學圓之太刀、小太刀。

 

居合も剣術も上手になりました。

私の学んだ全ての形・手数を僅か3年ほどで学びとり、納刀は私よりうまい。

あとは、相手との間に張った糸を切らないように、丁寧に崩れることなく、注意を周囲に配りつつ、軽く楽に動けるように工夫あるのみ。

楽しいのはここからです。

楽に自在に動けるように学びましょう。

 

手の位置、足の踏み方、意識の持ち方を僅かに変えることで、劇的に楽になることがあります。そういった僅かなことを自分の体で試してみる。技量の進み方は勿論ですが、骨格や肉付き、体の癖は皆違いますので、同じことをしても同じ結果がでるとは限りません。

また体内の変化を言語化しても、主体が異なるので同じ変化を伝えることはできません。

私に見える「青色」が、他の人にとってもまったく同じ「青色」か分からないのです。

結局は自分で、自分の体で試してみるしか方法はありません。

それが工夫で、学びです。

 

さらに、相手がいて技を掛けさせてくれたり、掛けてもらったりできます。

いろんな工夫を相互にできる。

さらにさらに、レベルが拮抗してきたので、楽しさ倍増です。

ともに工夫研鑽をしていきましょう。