長刀と鎗

海外出張であったため、12日土曜の稽古ができず、13日の日曜午後に稽古をしました。

日程調整ができず、申し訳ありませんでした。

 

先週の大阪講習会の際に、師匠からお借りした長刀と鎗をさっそく持ち出して稽古。

長刀も鎗も楽しいですね。

 

長刀は重さを利用してくるくる回すことが出来るのですが、出来るだけ長刀の動きの邪魔にならないように体を捌かないといけない。手の内をすべらしたり、左右の手を持ち替えたりするのはもちろん、足の配りや上体の遣い方など、長刀と一体になる気持が大切です。

長刀と自分の重心がどこにあるのか、感覚でつかむ必要がありますね。

力任せにしなければ、稽古をするうちに、楽に扱えるようになってくると思います。

 

鎗は以前、師匠から鎗対鎗の扱いを教えて頂いてから、断然好きになった武器です。

基本的には突くのが鎗の攻撃になるのですが、突きは少し軌道を変えられると、的を外してしまいます。鉄砲の弾丸のように、いわば点のような攻撃ではなく、先端は点ですが鎗の柄がそのあとに続いてくるので、線の攻撃です。

点である鉄砲の弾丸は発射されたあとに軌道を変えるのは難しいですが、鎗の穂先のような線の攻撃であれば、先端の点を躱してつづく線(柄)を抑えることで、軌道を変えることができます。

鎗を扱う方でも同じことが言えて、ほんの僅かな手の動きで穂先を自由に扱えます。

また、柄を拂われるのが弱点であることも分かっているので、それへの対応も考えねばなりません。基本的には刺突の速さ、突いたあとの引きの速さを問われることになります。

とてもシンプルでかつ繊細。

愉しいですね。

稽古のない日にも鎗の稽古ができないものか、試してみましたが、3メートル弱もあるので、少なくとも家の中での稽古は無理ですね。

夜遅くに近所の公園に持って行ったのですが、割と遅い時間まで高校生・大学生くらいの人たちがお喋りしています。こっそり?少しだけ稽古をしましたが、じろじろ見られているようでしたので、あきらめて退散しました。いったい何をしているのか?とお互いに思っていたことでしょう。

24時間空いている武道館はどこかにないものか。