演武会前の稽古

いよいよ来週に迫った演武会。稽古を重ねてきましたので、その総復習です。

長刀も鎗も必要なので、車で武道館まで運んでもらいました。

 

稽古は通常どおりの順番で。

斬撃を何度か繰り返し、大森流、英信流表をゆっくりと。この稽古で心が静まり返ります。

カタチを作るとそれは動きの中で”点”を作っているようなもの。

点になってしまうということは、居付いてしまうということです。

そうではなくて、動きの中でのつながり、つまり”線”が途切れないようにします。

そのための稽古として、居合はうってつけ。注意深く稽古を積んでいきましょう。

 

次に演武会に向けた稽古。

陽之表、三學圓之太刀、鎗合、長刀合、二刀、小太刀。

これまで稽古を積んできました。それぞれの現段階の高みに達したと思います。

あとは、演武会で第二代大石進種昌先生に御照覧いただきましょう。

 

いつも鎗合では、鎗の好きな私が鎗担当で、突くことばかりしていました。

今回は、鎗を突いてもらう側も稽古をさせてもらいました。

が、鎗をまっすぐ突くのは存外に難しいことが分かってもらえたかと思います。

単純な動きにも、難しさがあるのですねえ。

私は師匠から鎗をお借りしたあと、マンション横の公園で夜な夜な鎗の稽古をしています。

といっても、毎夜のことではなく、特別なものでもなくて単純に突く動作の繰り返し。

数歩足を運んで、突いて、退く。

 

小さな公園ですが、真夜中でも若い男女が話し込んでいたりします。

そんなときは、驚かれますね。やっぱり。

でも、こういう稽古を繰り返すことで、まっすぐ突けるようになってきたのだと思います。

単純な動作の中にも、修練の跡があるわけです。

 

最後に柔術の稽古。久しぶりに履形です。

忘れてしまっている形がありますね。しばらく稽古しないとチカラ任せにしてしまう動きもありました。やはり継続的な稽古が必要ですね。