稽古納め

12月21日28日は、私一人の稽古となり、21日も稽古日誌を書いたものの公開するのを忘れてしまい、今日は二日分をまとめて、大阪支部の稽古納めとします。

普段、その日の写真を掲載するようにしているので、写真がないと(一人だと)段取りが狂ってしまって、稽古日誌の公開が遅れたり、忘れたりしてしまいますね。

 

二日とも、居合を中心とした稽古です。

廿日市天満宮での奉納演武の際、師匠にさまざまな指導を頂いたものの、その咀嚼が十分ではなく、この一人稽古の時間にゆっくり体に理解してもらおうというのが作戦です。

 

ゆるゆると刀を抜いて、斬撃して、納める。

余分なチカラを抜いて、ココロがああしようこうしようというのも放っておいて、体の中心を崩さないように、左右のバランスを感じながら、カタナの重みも感じて利用する。

一言でいうと「楽に」ということになるのですが、楽になるための工夫と努力が必要です。

 

数本ずつ繰り返しながら、大森流、英信流表、奥居合を稽古。

何度も繰り返し稽古をするうちに、だんだん下手になっていくように感じます。

学んだこと、身に付けたことが少しずつ分解されていって、なんだかひどく頼りなげ感覚です。おそらく傍で見ている人がいても、あまり変わらないように見えるかもしれませんが、自分では毎回新しいことをしているような気分です。

もともと工夫というのは、少しずつ何かを変えてトライをすることであるので、やっていることは普段と変わらないはずなのですが、今回は妙な気分です。

正月明けは、4日からしか道場が開かないので、それまでは自宅でこの妙な感覚の正体を把握するようにつとめましょう。

 

何だか締まらない稽古納めですが、これで今年最後の稽古は終了です。

一年間お疲れ様でございました。

来年も稽古を楽しみましょう。